ロハス・健康・環境を考える【ビアス】
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vol5インタビュー 自分で使う電力は自分で選ぶ!これまでの”電力”とこれからの”グリーン電力”あなたならどちらを選ぶ?最近、耳にする”グリ−ン電力”。これまでの発電方法から、より環境に優しい方法へ切り替えていく一つの方法。はたしてどんなものなのか?また、私たちでも取り入れられるのか?グリーン電力の入門編、一挙紹介!
インタビュー 環境エネルギー政策研究所副所(ISEP)副所長 大林ミカさん

プログラムの種類は以下のようになる。

1、グリーン電力
消費者が、電力会社などから、自分の使いたい電源を選択できるプログラム。
「100%が風力などからの自然エネルギー電力」「自然エネルギー電力+従来型電力ミックス」など、多彩なメニューがあり、消費者は、自分の使った電力に比例して、あるいは固定した価格で、グリーン電力への料金を払う。
これはアメリカやオーストラリア、ヨーロッパ各国を中心に発展した代表的なプログラムであるが、残念ながら日本ではまだ導入されていないのが残念だ。
※ 数年前に電気市場が自由化され、日本でもいろいろな発電が行われるようになった。将来、自然エネルギーだけ供給する発電も行われるようになるかもしれず、実際、日本でグリーン電力専売の会社を作ろうとの動きもあるという。

2、グリーン電力基金
消費者が、電気料金などに上乗せする形で寄付をし、それによって集まった基金を元に、自然エネルギー電力の整備や運営に助成するプログラム。日本では、電力会社10社や、NPO法人北海道グリーンファンドによる「グリーン電力基金」などが始められている。

3、グリーン電力証書
日本自然エネルギー株式会社http://www.natural-e.co.jp/が行っている。
電力の供給を普通に契約し、それにプラスして環境の価値部分を証書にして取引する。
その証書を買うことで、普通の電気を自然エネルギーとみなすことができる。
※ 自然エネルギーを、電気価値と環境価値に分ける。電気は系統で一つなので、自分の使った電気の量を把握すれば分けることができる。(環境価値部分を証書で買う)。現時点でのプログラムは企業向けのみであるが、3月中旬から個人向け証書を販売する会社もあらわれるという。

4、グリーン電力ファンド(市民出資の風力発電など)
市民がお金を共同投資して、風力やバイオマスなどの自然エネルギー施設を建設・運営する共同組合形式の市民投資型プログラムもグリーン電力の一つ。

5、グリーン電力の認証
各国で、主に消費者を中心とした第三機関が立ち上がって認証を行っている。

「すべてのプログラムの考え方としては、『環境価値にお金を払う』というもので、原子力発電や化石燃料は、環境に負荷を与えています。しかし、それは市場価格に反映されていません。
自然エネルギーは、環境に貢献しますが、市場で優遇されているわけではない。グリーン電力のプログラムは、自然エネルギーは養育期にあるので援助してやり、市場で競争力を持たせ、普及させようとする考え方です。プレミアムプライスと呼び、追加コストとして料金を余計に払ってやるという思想です。
認証についてですが、ただ認証を出すのではなく、グリーン電力の価値を明らかにするのが大切なのではないかと思います。
自然エネルギーに限らず、自分が使っている電気がどういう電気なのか、例えば、放射性廃棄物はどのぐらいで、CO2(二酸化炭素)はどのぐらい出るのか等を明記し、使う人が選ぶことができるようにするのが理想でしょう。今は自己責任の世界なので、これを選択するとどういう結果を招くのかを情報として教えないといけないのではないかと思います」

我々が、グリーン電力を選ぶことのできる方法が実はもうひとつあるという。

それは
『グリーン電力や証書を購入して作った企業の商品を買う!』
という選択なのだ。

では、グリーン電力商品とはどのようなものがあるのだろうか。

■ 風で織るタオル
■ 風力100%ライブハウス
■ グリーン電力ブランド地域特産品
■ 風力100%の印刷(環境カレンダーなど)
■ 風で録音するスタジオ(港区のソニーミュージックスタジオ)
■ 風力で動く電気自動車
■ バイオマス電力3年分付きの分譲住宅(東武鉄道分譲住宅フランサ)
他にもビールやワイン、タオルなど。

と実は、大企業などもラインナップを連ねている。グリーン電力商品はかなり出回っているようなのだ。
※興味のある方は→グリーン電力で作られた製品やサービスを使ってみるhttp://www.greenpower.jp/start/personal1.html#towelをチエック!

大手のメーカーは商品を作るのに素材にこだわる。グリーン電力を使って商品を作る企業は、グリーン電力を使って商品の製造過程も環境配慮しているのだ。

「こういった商品は環境に優しいということだけでなく、やはり商品そのものが優れていることが必要ですね」
と、大林さんは現実的に語る。

ー 商品性の高いものと環境のコラボレーション。これなら私達消費者にも楽しくグリーン電力という選択ができるような気がしますね!

ー さて、ここらでグリーン電力を選ぶとどんないいことがあるかをまとめたいのですが・・・
グリーン電力は環境にやさしく、二酸化炭素も出ない(あるいはごく少量)ことはわかりました。
そして自分の使う電気量を把握するようになれば(証書の発行に付随して)、無駄使いする電気もなくなり、省エネにもなりますよね。

「そうですね」

ー しかし願わくば「グリーン電力にして楽しい!」というようなことが具体的に、触覚的に何かあるといいのですが・・・

「それはですね、プログラム4(市民出資の風力発電など)の場合ですが、出資すると風車の下に名前が刻まれます。風車の出資「権利」を、お孫さんにプレゼントしたり、結婚式にカップルにプレゼントされた方などがおられます。名前が入るので「マイ風車」というわけです。それを皆さん遠くから見に来られますね」

ー へぇー。自分の風車が作った電気だなんて想像するだけで楽しいし、本当に風車が建っている場所に出かけていって回っている姿をこの目で見たら、感動して泣くかもしれないです!

「そうそう、それにこれから皆さんにもっとグリーン電力を身近に感じていただけるように今考えていることなのですが、市民風車の試運転を3月から開始します。
市民風車の試運転分の電力を小口でをネット販売するのですが、いま回っている風力で発電した電気を買うというのを感じていただけたらと思います」

ー それは楽しみですね!電気は目に見えないけれど、風車が回って電気を作っていると思うとしみじみ実感がわきますよね。

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