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ー 大林さん、「グリーン電力」って一体どんな電力なんでしょうか?
「簡単に言うと、自然エネルギーで発電した電力を、消費者が選ぶプログラムのことです。
発電する時に自然環境や生物に悪影響を与えていないかなどの基準をパスしたものをグリーン電力と呼びます」
ー 自然エネルギー?具体的にはどんなものなのでしょうか。
「例えば、太陽光、風力、小規模水力、バイオマス、地熱などを再生可能な自然エネルギーと呼びます。これらからさらにいくつかの基準をクリアしたものがグリーン電力として、消費者に提供するのです」
ー なるほどー。なんとなく全体がつかめたような気がします。ところで最近、グリーン電力という言葉を耳にする機会が増えたような気がしますが、注目されているその理由は何なのでしょうか?
「そうですね。今、日本の電力は、主に、石炭や石油などの化石燃料や、原子力などで発電されています。半分以上を占める火力発電は、電気を作るときに石油、石炭を燃やすため、温暖化の原因となる二酸化炭素をたくさん発生します。
電気を使う量が増えると温暖化が進むのはこのためです。そこで温暖化を防ぐ方法の一つとして、発電する時に、二酸化炭素を出さない自然エネルギーが注目されるようになってきました。また、化石燃料を枯渇させないことも重要です。グリーン電力は、これまでの発電方法から、より環境に優しい方法へ切り替えていくこと。つまり、化石燃料や原子力が多くを占める市場の中で、自然エネルギーを、普及させるためのプログラムなのです」
ー ということは、二酸化炭素を出さなければ環境にいいってことなんでしょうか。
「二酸化炭素を出さないだけではなく、発電所を作る時に自然環境を壊さないようにするとか、限りある資源をエネルギー源にしないなど、いろいろなことに配慮が必要です。
例えば、ダムを作って発電する大規模な水力発電は、発電の時、二酸化炭素は出ませんが、水をせきとめることにより、下流の水が減り、生物が少なくなったり、水質汚染が進んだりします。原子力発電も、発電の時二酸化炭素は出ませんが、放射性廃棄物の問題がありますし、また放射能漏れなどの事故が実際に起きています。こうした点から考えて本当に環境にやさしい発電方法として期待されるのは、太陽、風力、小規模水力、バイオマス、地熱などの自然エネルギーだといえます」
ー なるほど、再生可能な自然エネルギー(太陽、風力、小規模水力、バイオマス、地熱)の中で、さらに人々が安心して使える電力かどうかを測る基準にパスしたものがグリーン電力というわけなのですね。
ー ところでそれを商品として売るとなるとどうなるのでしょう。
「その電気をただ売る・・というだけがグリーン電力ではなくて、グリーン電力を軸にしたさまざまなプログラムが用意されます」
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