ロハス・健康・環境を考える【ビアス】
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vol.6インタビュー はかり知れない「足の力」!あなたのすべては足に支えれられている!新しいスタートの時期だからこそ、まずは足下を見直してみませんか?
インタビュー 桜美林大学 健康心理学科・人間科学専攻教授 阿久根 英昭さん
先生は、
「子供にも浮き指が多く、浮き指の子供は転倒しやすいのです。
今の子供達は歩いてない。足の指を使ってない。足の指を開く、開放して使うという機会がないんです」
と今の子供達についても心配する。

浮き指に見られるように、今の日本人の多くは立ち方が悪いという。そのことによっておこる問題は深刻であると先生は語る。

「浮き指のように重心位置がかかとよりになると、バランスが悪くなり、左右の脚の長さも違ってきます。そして脚長差は、骨盤の歪みを引き起こし、背中までゆがめてしまいます。これが腰痛などの身体の障害の原因となるのです」

背骨の歪みは、歩き方にも出るという。
「姿勢が悪いと歩幅がとれないので、歩き方は上から下にペタンペタンとなります。このような効率の悪い歩きグセがつくと、腰や股関節がずれて、身体全体が歪んでしまうのです」

浮き指だけではなく、体が歪んだ人も多い、というのが今の日本人の現状らしい。 そこで、『自分の体が歪んでいるかどうかの簡単な判断法』を教えてもらった。
それは、
「首を回して回らない方向が歪んでいる」とのことである。

ちなみに、いい歩き方は「あおり歩行」といい、 力の入り方が、[かかとの外→小指の付け根→親指のつけね]と体中移動できて、足の裏の筋肉全体を使うということだ。

「人間は立って生活しています。 足の指を使わなくても何の不自由もないのですが、足の指は目に見えないところで人間の身体に影響を及ぼしています。 安定して立っている時、体全体は『立っている形』としてリラックスしています。足の指を使わないと、不安定な形、変な形で立っていることになります。安定を欠いた姿勢(例えば、電車で揺られている状態)は、自分では気づきませんが体全体が緊張し、無意識に筋肉を使っています。 そのような状態は疲労しやすく疲れやすいばかりか、筋肉がこわばって固くなり、血管が圧迫されて血行が悪くなります。 血のめぐりが悪くなれば、循環代謝が悪くなって老廃物がたまり、それがさらに筋肉を固くして、今度は神経まで圧迫し、痛みになってきたり、こりになってきます。

肩こりや腰痛、頭痛までもがひきおこされ、悪循環で筋肉はますます固くなっていきます。このように足下が全ての原因になってくるのです。第二の脾臓じゃないですが、足は人間にとってとても大切なものだと実感しています」

足の指を使い、正しい立ち方をすることが足下の健康のようである。
それを実践するために、まず、何をしたらいいだろう?

「ビーチサンダルなど鼻緒のある履物を生活の一部にできればそれがいいし(夏、ビーチサンダルを社内で室内履きにしている人もいるとのこと)、鼻緒を履けない人は、何気なく椅子にすわって指をつまむような動作だけでも、テレビを見ながら指を使ったりとか、足の指を使う習慣をつけるんです。人差し指と親指で鼻緒を挟むような運動をしてもいいし、ビー玉やタオルをまるめて親指と人差し指ではさむ運動をしてもいい」

足の指を使う生活をすれば、浮き指は直るということだ。

そして先生はまた、しみじみと、
「日本人は鼻緒を取り戻していただきたいですね」
と語る。

「鼻緒がある履物は日本にしかない。『鼻緒がある』ことは人間の足にすごく大切なんです。
どういいかというと、家の玄関にゲタやわらじがなければビーチサンダルでもいいから試して欲しいのですが、鼻緒を足の親指と人差し指でつかむと「ぎゅっ」と大地をつかむような力がかかるのを感じませんか?これがいいんです。この感覚を日本人は忘れてしまいました。
現代、靴は進歩して足の指に力を入れなくても歩くのに何の支障もなくなった。日本人は足の指を使うことをしなくなり、指に力が入らなくなってしまった。
浮き指の人は、歩く時、かかとをついてつま先を出すという動作ができていない。いい靴ができているので、指を使わなくても普通に歩ける。鼻緒のある履物は、指が鼻緒をつかむので力が入る。大地をつかむ。本当はそういう履物が望ましいんです」

実際、先生の研究を取り入れ、幼稚園でわらじ保育を初めているところもあると聞いた。園児がころぶのが少なくなった、と報告されている。

先生の経緯を伺った
「足の研究を始めて26年になりますが、きっかけは、体育の教員をやっていた時、子供達の体がおかしいという中の一つにつちふまずというテーマがあったことです。
僕は文科系の大学出身で、生理学的な研究をする環境ではなかった。でも何かかしら自分独自の研究をしたいと思って、じゃあ手近なところでつちふまずをやろうかというのがきっかけですね。
しかしつちふまずの研究は、僕だけではなくかなりの研究者が煮詰まって、学会にあがってこなくなったんです。
でも自分は足にこだわりがあった。
人間は立って生活しているんだから、立った時の姿勢が何故歪むのか?と考えた時、人間の身体は全て足から首までつながっている、どっかが歪めばどこかが歪む、当然立った時のいろんなことがまず影響するのではないか?と思って、
『立った時の立ち方を何らかの方法で見る方法はないか?』
と機械を作ったんです。
それで見たらほとんど指(足の指の圧力)がでていなかった。身体の歪みは指が出てないことも影響するとわかったんです」

今でこそ皆、脚長差を口にするが、 「背中の歪みが股関節の骨盤だ、と最初に言い出したのは僕(平成8年の読売新聞にて発信)なんですよ」 と明るく先生は笑った。

「みんながやらなかった立った時の指、立ち方を足の裏から見れたのが自分の研究の大きなポイントでした」
足下の権威は、深々と語る。

先生は、足の長さを直すとっておきの方法を教えてくれた。

「足の長さに左右2〜3cm差があるのはざらで、皆それをほとんど気がつかないで生活しています。そこから骨盤の歪みも生じてくるんです。
これが1分間の運動で簡単に直すことができます。しかしすぐにもとに戻っちゃうんですが、その方法が阿久根マジックです」

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