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「自然の力でできたものを食べないと、人間の細胞はバランスを欠いていきます。人間は一万年前に悪いことを始めた。何かというと農耕です。
それ以前は、気候が安定しなかったので暖かいところへ移動しながら採集生活をするしかなかったのですが、そうやって生きている人間の細胞は最高なんです。腕力も、知力も、ちゃんとしたものを食べていれば判断が間違わない。今は細胞、思考力、すべてが狂ってきています」
それでは、柿澤さんの育てる作物は・・・
「本物かどうかですか?まだちょっとムリという段階です。というのは、米や野菜などの一年草は冬がくると根が枯れる。自然の力で肥料を作る機能が弱い。根が一年で枯れてしまうので、空気から肥料をとりいれるメカニズムが間に合わないのです。なので、根が伸びるまでの初期だけはじゃっかんの肥料が必要で、これは有機肥料を使うしかありません」
畑を一年使うと、同じものは翌年できないという話はよく聞く。
これは土の中の肥料が乏しくなるからで、落ち葉を集めて土にいれたら作物ができるようになったなどという経験から、ずっと有機肥料が使われてきた。しかし・・・ |