ロハス・健康・環境を考える【ビアス】
トップページ ビアスについて エコショップ インタビュー ライフスタイルコラム スタッフルーム
イベント スタッフの「これ、やってみました!」 ブックライブラリー リンク集
トップページ > インタビュー > インタビューバックナンバー vol.3
vol.3インタビュー 選択肢はひとつじゃない。愉快な選択肢を広げる発明家登場!「私のライフワークは発明。それによって愉しい選択肢を皆さんに提案していくことです。」
インタビュー (株)発明工房 代表取締役会長 藤村 靖之さん
上面にまるい穴がひとつあいて、片手がついている、一見シンプルに見えるコーヒー焙煎器を、白髪の男が、豆の様子を観察しながら、火に炙ってリズミカルに動かしている。

これが発明家の藤村さんだ。藤村さんは、

「電化製品に比べれば少し不便かもしれないけど、電気を使わなくてもほどほどに快適・便利に使える非電化製品」

に取り組んでいて、そのひとつである非電化珈琲焙煎器「煎り上手」を自ら実演してみせてくれた。

コーヒー豆がはぜる中、藤村さんは深い穏やかな口調で淀みなく話す。

「まず何でも電化される前はどうだったか?と考えるんです。コーヒーは前もって煎ってしまうから酸化してしまう。それじゃ消費者の誰が煎っても簡単に美味しい焙煎器が必要だ。そこで3分間で誰でも美味しく煎ることのできるこのコーヒー焙煎器が生まれるというわけです。これは思ったよりも大変で、まんべんなく火がいきわたるように形、大きさ、素材、構造、とさまざまな選択肢があり、今までに携わった熱工学の先端の発明にひけをとらないぐらい難しかったです」

最高にいいものを作りたい!そこに科学者らしい探究心と誠実な人柄を感じた。
豆の音は小さくなり、非電化工房は香りで満たされる。煎りたてのコーヒーはとても美味しかった。
藤村さんは60才。発明家。

しかし、ただの発明家ではない。
発明起業家で非電化工房(http://www.hidenka.net/)の所長、発明起業塾塾長を兼ねる。

藤村さんは「いいこと」が好きで、いい人を発明で助けてあげるのが好きである。美味しいものが好きで、発酵食品も自ら作る。

コーヒー焙煎器は、無農薬有機栽培で丹念にコーヒーを栽培しているカルロスさんのために発明された。
煎ったコーヒー豆はすぐに酸化してしまうので、アルミ蒸着パックに密封されて販売されるが、それでは高くついてしまう。しかし生豆で販売すれば2年でも3年でも採れたて状態を維持できる。しかも極上のコーヒー豆を自分好みに煎り、挽いて、淹れて飲むのは絶品だ。そこで、「誰でも短時間においしく煎ることができる焙煎器」が登場したという訳だ。

発明起業家とは藤村さんの造語で、「発明したものを事業にする」という意味。
発明を誰かが高く買ってくれることなど起こりえない。
そして自分が生み出したものを人に使われるところまでもっていかないとただの趣味になってしまう、だから自分で会社を起こすのだと藤村さんは話す。

発明とビジネスは全然違う才能のようにみえて、両立は難しいように思われるのだが、藤村さんの実績は、発明数(特許数)千件、起こした会社数10社と、この穏やかな、社会の名声に興味なさそうな人が実は物凄い成功者なのである。
しかし名誉とか自己顕示とかに興味がなく、藤村さんはもっと違うことに目を向けて真摯に生きているように見える。
それは何なのだろうか?

ただの金儲けがしたいのではなく、「人の役に立つための小さな選択肢を提供したい」と藤村さんはいう。
非電化製品がそのひとつ。
「今、社会全体が病気なんです。高度経済成長で商業主義の過剰な部分が露出して世が暴走してしまった。
非電化製品は、大量に造って大量に売るという世の中に対してのアンチテーゼ(正反対のもの)なんです。
大企業が電化製品をどんどん作って、コマーシャルで消費者の意欲をかきたてどんどん売る。それは経済効果が生まれて悪いことじゃないけれど、それが唯一というのが問題なんです。だから私は選択肢のひとつとして非電化製品を提案するんです」
また、発展途上の国々が、先進国並に電力を消費するようになった時、地球環境はパンクするだろうと藤村さんは考える。

どうしたらいいのか、何かできることはないのか・・・

そこで生まれたのが「非電化時代」という壮大なテーマだった。
エネルギーの使いすぎという環境問題の原点に戻り、そこから状況を変えていくことこそが発明家にとって本当の使命なのでは?

その思いが、今日も藤村さんに非電化製品を作らせる。
次へ
1/2/3
ページトップへ
インタビュー
最新号
バックナンバー
 
会社情報 広告掲載 著作権・転載について 免責事項 プライバシーポリシー お問い合わせ
本サイトは、ホームページ制作会社の株式会社セラクが運営しております。
Copyright 2004-2006 SERAKU Co.,Ltd All right reserved.