 松下さんは言う。
「現在、ストリートチルドレンはシンナーによる深刻な問題を抱えています。」
アフリカのスラムの大人たちは、わずかな金銭を手に入れても子どもたちに食物を与えたりはしない。
子どもたちは、自分の生活の分は自分なりの方法で手に入れなければならない。
それは、物乞いであったり、物を収集して売ったり、様々な方法を駆使し、わずかなお金を得るのである。
そのわずかなお金で何をするのか。
シンナーを買うのである。
アフリカでは、シンナーは1ビンが5円から10円。それは、食物を買うよりも安い。
路上での生活の苦しみ、貧しさ、空腹感から逃れるためにシンナーに酔う方法を選ぶというのだ。
シンナーに侵されるのは人だけではない、地域そのものを脅かす。
そこに安心して暮らせる環境はなく、シンナー浸りになった子どもたちの脳細胞は破壊され、短い生涯を終える者も少なくない。
食物を買うより、シンナーを。
わたしたちに考えられるだろうか?
わたしたちには、到底考えの及ばない世界だが、それと同時に、考えが及ばないわたしたちの知らない貧しい世界がそこにある。
シンナーの世界に入り込むストリートチルドレンは約99%。
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