さて実際にカゴ作りはどうかというと、とってきたばかりのツルをそのまま使うというので驚きます。
「そのまま使うなら3日以内に使った方がいいわね、固くなっちゃうから」
ツルに何の加工もいらないというのが実にイイ。(好みで皮をむく場合もあります‥最初の写真のカゴ)
固くなったツルは水につけて使えば良いと教えてもらいました。
ツルは曲がったりラセン状になったりで必ずしもまっすぐではありません。
「そこが面白いのよ」
小山さんはカゴへの愛情を込めて、力強く言います。
この編み方をずっと続けていくだけでできます。思っていたより簡単で、手軽。
どうしてカゴがちゃんと丸くなるかというと、自分で巻きながら上に持ち上げていくからです。
ツルがなくなったら足していき、最後にでっぱっている骨部分を5、6cm残して巻くのをやめます。残った部分は斜めに1本づつ次々に折れまげて中にいれます。
日だまりの中、おしゃべりをしながらカゴを編み幸せを感じました。
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左は小山さんの友人です。右が小山さん。 |
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作成時間2時間が、あっという間でした。
面白いのは、同じ編み方をしているのに人によって出来上がりが違うのです。
「カゴ作りって性格がでるわね。Kさんはきっちりしてるのよ」
Kさんのカゴは、編み目が揃って奇麗でした。 |
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「あなたは大胆だから、ざっくりして大きいのができたわねえ」
私は性格が雑で作業が早く、カゴも何故か大きくなっていきました。 |
どういうカゴになるのか作っている本人にもわからず、出来上がってびっくりします。
最初の骨組となるツルの太さや色を選択することで、カゴの形が決定されるように思います。太ければ大きいカゴ、細ければ小振りのものができるのでは?巻いていくツルを選ぶことでも形が変わっていきます。それがとても面白く、物産展で売られているカゴを手に入れる以上の喜びを知りました。自然が日常の暮らしに溶け込んでくるように思いました。
作ったカゴをしみじみ眺めながら、
「材料費無料!」
という言葉を誇らしく胸の奥で噛み締めます。
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