日々の毎日の中にあるちょっとした幸せ。
それを感じることができる心と体があることをわたしは忘れていた。
この本は湘南のゆったりとした空気を納めた写真と、そこで生活している著者の等身大な生活の一部を切り抜いたエッセイで綴られている。
現代のいわゆるビジネスマンといわれる私たちは、毎日の業務に追われ、日々時間におわれ、終わりのない螺旋階段をひたすら追ってくる何かにおいつかれないように駆け上がっているような毎日を送っている。
しかし、この本はそういった毎日にちょっとした新しい風を心に吹き込んでくれる。
その風は「ちょっと一息ついて、自分の心と体に向き合おうよ。」と気持ちのいいことを言ってくれるのだ。
この本を読んでいると、著者同様、三浦半島西海岸というロケーション、ましては海が山からのぞける生活をしてみたい!と思うのだが、この本ではそういったロケーションだからこそ苦労することも語られている。
けれど、そういったことまで楽しんでしまおうとする、いわば不便も自分たちにとっては楽しみのひとつなのだと本の中で語る。
現代の便利さ、快適さに慣れてしまったわたしたちにとって、豊かさとは“便利”という短絡的な言葉なのではなく、本当の豊かさは、毎日の生活の中でちょっとづつ積み重ね、そしてそれを発見して感じていく心と体なのだと思い知らされる。
その言葉は毎日の幸せさがしをちょっとづつ行ってみませんか?
きっと、それはあなたの側にもきっとあるはず。
といわれている気がしてならない。
そういった意味で、わたし自身もちゃぶ台ライフを始めてみたいと思う。
まずは、毎日の幸せさがしから。
ほら、いつもと同じ毎日に、いつもと違う風が吹いてきた。
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